「左肋骨の下がズキズキ痛む…これは病気?」
痛みの原因と要注意な症状を、お医者さんが解説します。
腎盂腎炎や膵炎が隠れているケースもあるため、続く場合は要注意です。
受診すべき診療科も併せて確認しましょう。
監修者
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医
岡村 信良先生
経歴
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
左肋骨の下がズキズキ痛い…原因はなに?
左肋骨の下がズキズキ痛い場合、
のいずれかが原因として考えられます。
内臓の病気の場合、腎臓や膵臓に炎症が起こっている可能性も考えられます。
ストレスが溜まっている人は、肋間神経痛かも
肋間神経痛は、肋骨に沿って走る神経によって起こる痛みです。
発症のきっかけには、ケガや病気、長時間の悪い姿勢、ストレスなどが挙げられます。
ただ、原因は様々で詳しくは解明されておらず、神経系で異常な興奮が起こるためとされています。
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胸や背中に激痛が走ることがある…。
肋間神経痛と言われたけど、どんな症状なのかよくわからない…。
そんな方のために、肋間神経痛について分かりやすくまとめました。
「治療法」や「予防につながる生活習慣」も紹介するので、肋間神経痛を改善したい人は必読です。
肋間神経痛とは
肋間神経痛とは、肋骨の間を走る「肋間神経」が、打撲などの外傷や帯状疱疹によって損傷したり、何らかの要因で圧迫されたりすることで、痛みが起こる状態です。
どんな症状?肋間神経痛セルフチェック
押すと痛みが悪化する
強い痛み(激痛)
せき、くしゃみ、深呼吸、少しの体勢変化などで痛みが悪化する
片側のみに痛むことが多い
肋骨に沿うように痛む
肋間神経痛の「原因」
骨折
腫瘍
椎間板ヘルニア
変形性脊椎症
帯状疱疹
などによって神経が傷ついたり、圧迫されたりすると発症します。
肋骨を骨折した人の場合、神経損傷によって発症するケースもあります。
肋間神経痛に「なりやすい人」
激しいせきが長期間続いた
脊髄神経が圧迫された(骨折・打撲・腫瘍・椎間板ヘルニア等)
肋骨神経が圧迫された(背骨が曲がる等)
帯状疱疹ウイルスに感染している(後遺症)
内臓の病気を患っている
上記がきっかけで、肋間神経痛を発症することがあります。
肋間神経痛になったら「してはいけないこと」
体を冷やす
重いものを持つ
「猫背」や「背中をそらす姿勢」
などは避けてください。
肋間神経痛は、体を冷やしたり、重いものを持って脊椎に負担をかけたりすると、痛みが強くなることが多いです。
また、体の歪みがあると痛みを発症しやすいので、正しい姿勢での生活を送りましょう。
肋間神経痛の「治し方」
「消炎鎮痛剤」や「湿布」の処方が、一般的な治療法です。
これらの治療と並行して、運動療法やリハビリが行われることもあります。
続発性の場合には、服薬治療、患部固定、手術等、それぞれの症状に適した治療が行われます。
予防方法は?
15分に一回程度体を動かす
ウォーキングなどの適度な運動を継続する
日頃からストレスを抱え込み過ぎない
肋骨神痛を予防するには、上記のような対策を日頃から意識してみましょう。
病院に行く目安
痛みが2~3日続いている
痛みが強い
といった場合には、隠れた病気の可能性があります。
腫瘍や帯状疱疹が原因の場合、治療しなければ痛みは治りません。
また、膵炎や心筋梗塞など、命に関わる病気も疑われるため、放置は危険です。
痛みが続くときは医療機関を受診し、原因を調べてもらいましょう。
病院は何科に行けばいい?
肋間神経痛がずっと痛いときは、まず整形外科で相談してみましょう。
ただし、帯状疱疹が疑われるときは、皮膚科を受診してください。
また、膵炎など内臓の病気が疑われるときは、内科を受診しましょう。
肋間神経痛を放っておくとどうなるの?
痛みをそのままにしていると、脳にその記憶が刻まれてしまい、痛みに過敏になってしまうことがあります。
これにより、余計に強く痛みを感じてしまう人もいます。
長引く痛みは放置せず、早めに受診して治療を受けましょう。
整形外科を探す
皮膚科を探す
内科を探す
この痛みは大丈夫?病院行くべき?

痛みが一時的で繰り返さない場合には、一旦様子をみて大丈夫です。
この場合は、肋間神経に過剰な圧力がかかる姿勢を長時間続けたために、一時的に痛みが生じたと思われます。
ただし、
- 痛みを繰り返している
- じっとしていられないほどの痛みがある
- 突然の背中の激痛を伴う
といった場合には、早急に医療機関を受診しましょう。
上記は、内臓の炎症が悪化しているときに出やすい症状です。
重症化すると、入院が必要になるケースもあるため、放置しないようにしてください。
病院は何科?
左肋骨下のズキズキとした痛みは、まず内科で相談しましょう。
体の異常が疑われる場合は、検査で詳しく調べてもらえます。
内科を探す
考えられる3つの病気
左肋骨の下がズキズキ痛いのは、
といった原因が考えられます。
その① 尿路結石
結石によって尿路がつまると、腎臓内の圧力が上がるため、左肋骨下がズキズキ痛むことがあります。
尿路結石は、尿の中のミネラルが腎臓内で結晶化して「結石」となり、腎盂から尿管に落下することで発症します。
発症のきっかけには、肥満、運動不足、乱れた食生活などが挙げられます。
「波のある激しい痛み」が特徴
尿路結石は激しい痛みが特徴で、痛みの強さには波があります。
少しずつ痛みが強くなり、ピークになると和らぐというものが約20~60分間隔で起こります。
痛みが2~3時間続くこともあります。
他にこんな症状はありませんか?
- 吐き気、嘔吐
- 発汗
- 悪寒、発熱
- 強い尿意
- 排尿時の痛み
- 血尿
- 腹部の腫れ
こんな人は要注意!
- 肥満傾向の人
- 運動不足の人
- 動物性たんぱく質をたくさん食べる人
- 清涼飲料水をよく飲む人
- 水分やカルシウムが不足している人
- 結石になったことがある家族がいる人
上記に当てはまると、尿路結石の発症リスクが上昇します。
対処法はある?
痛みがひどい場合は、ロキソニンなど市販の鎮痛薬を使用しても構いません。
ただし、根本的改善には治療が必要なため、早めに医療機関を受診しましょう。
放置すると、腎臓の働きが悪化したり、尿管がダメージを負ったりすることがあります。
病院は何科?
尿路結石を疑うときは、まず内科を受診してください。
尿路結石の治療方法
尿路結石は、重症度に合わせて、お薬を使った治療や手術が検討されます。
結石の大きさが4~5mm以下の場合、結石が自然に排泄されるケースが多いため、痛み止めなどを用いながら保存的治療を行います。
お薬は痛み止めのほか、漢方薬、鎮痙剤、尿管を拡げて結石の排泄を促進する薬もあります。
重度の方には、尿路内の結石を粉砕して摘出する手術が行われます。
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その② 腎盂腎炎
腎臓に炎症が起こると、左肋骨下がズキズキ痛むことがあります。
腎盂腎炎は、尿道の出口から細菌が入り、膀胱を超えて腎臓内の腎盂に感染することによって発症します。
発症の原因には、生理の処理を怠る、不衛生な状態での性交などが挙げられます。
高熱を伴う場合は、腎盂腎炎の可能性大
腎盂腎炎の場合、強い痛みに高熱を伴うケースが多いです。
他にこんな症状はありませんか?
- 悪寒や震えを伴う熱が出る(38℃以上)
- 吐き気、嘔吐
- 頻尿、残尿感
- 排尿時の痛み
- 尿が混濁する
- 倦怠感、食欲低下
腎盂腎炎は「女性」に発症しやすい
女性のほうが肛門と尿道との距離が近いため、腎盂腎炎を発症しやすいと言われています。
特に妊娠中は発症リスクが上昇します。
対処法はある?
腎盂腎炎には、ご自身での対処法はありません。
医療機関を受診して治療を受けましょう。
放置すると、逆流症性腎症になり、腎機能が低下することがあります。
病院は何科?
腎盂腎炎を疑うときは、まず内科を受診してください。
腎盂腎炎の治療方法
腎盂腎炎は、抗生物質の飲み薬で治療することが多いです。
重度の場合は、入院して抗生物質の点滴をするケースもあります。
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その③ 膵炎
膵臓が炎症を起こしていると、左肋骨下がズキズキ痛むことがあります。
膵炎には「急性膵炎」と「慢性膵炎」があり、いずれも消化を助ける「膵液」が滞留して、膵臓自体にダメージを与えることで発症します。
発症のきっかけには、大量飲酒、脂っこいもの中心の食生活などが挙げられます。
「咳・深呼吸をしたとき」や「食後」に痛む場合は要注意!
膵炎の場合、咳をする、深呼吸をする、体を大きく動かすといった動作で、痛みをより強く感じることがあります。
また、食後に痛みが出やすいのも特徴です。
他にこんな症状はありませんか?
- 背中やみぞおち、腰の痛み
- 37度~38度程度の熱
- 食欲不振、体重減少
- 倦怠感
- 吐き気、嘔吐
- 腹部膨満感
- 下痢
こんな人は要注意
- お酒をたくさん飲む人
- 脂肪分を多く含む食品の摂取量が多い人
- 太っている人
- 血中の中性脂肪が多い人(高脂血症)
- 胆石症を患っている人
- 膵炎を患った親族がいる人
上記は膵炎を発症しやすい人です。
特に過度の飲酒は、アルコールが膵臓の細胞へダメージを与えるため、膵炎の発症につながると考えられています。
対処法はある?
治療が必要な病気ですので、セルフケアで対処しようとせず、医療機関を受診しましょう。
特に、じっとしていられないほどの痛み、突然の背中の激痛がある場合は、早急の受診が必要です。
膵炎を放置すると、回復が遅れて社会復帰が困難になることもあります。さらに免疫機能の低下や、様々な深刻な病気を発症するリスクも高まります。
病院は何科?
膵炎の治療方法
急性膵炎の場合、入院して、絶飲食による膵臓の安静と輸液投与を行います。
慢性膵炎の場合、投薬治療や手術などを行います。
投薬治療で痛みが改善されない場合は、手術には「膵管ドレナージ手術」「膵切除術」などの手術を検討します。
「膵管ドレナージ手術」は、拡張した膵管を切り開いて腸管と接合し、膵液を腸管に送り膵管内圧を低下させるために行う手術です。
「膵切除術」は、膵管の拡張がない場合に行われる、膵管狭窄が特に強い部分を切除する手術です。
その他、膵管が細い場合、内視鏡を用いて膵管を拡張する治療を行うことがあります。
膵臓に結石が生じている場合は、内視鏡を使用して除去する治療をします。
消化器内科を探す
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膵炎とは、どのような病気なのかを分かりやすくまとめました。
膵炎の主な症状も紹介するので、「膵炎かも…」と思う人は心当たりがないかチェックしてみてください。
膵炎とは
膵炎とは、膵臓の消化液が漏れて、臓器を傷つけてしまう病気です。
この膵炎は「急性膵炎」と「慢性膵炎」に分かれます。
「急性膵炎」とは、消化酵素によって膵臓自体がダメージを受けて、炎症が起こっている状態です。
「慢性膵炎」とは、食べ物を消化するための膵液が、長期間に渡って膵臓自身を溶かしてしまう病気です。
「急性膵炎」と「慢性膵炎」それぞれの症状
急性膵炎
▼軽度~中等度の症状
みぞおち周辺から左上腹部の痛み
背中の痛み
吐き気、おう吐(吐いても症状が改善しない)
発熱(37度~38度程度が多い)
食欲不振
腹部膨満感
▼重度の症状
血圧低下
皮膚が黄色っぽくなる
呼吸困難
精神が錯乱してしまうほどの激しい痛み
失神
慢性膵炎
腹痛を5〜10年ほど繰り返す
急にお腹や背中が痛くなることがある
下痢や便秘の症状がある
みぞおちを押すと痛い
だるい
食欲不振
吐き気、嘔吐
お腹の張り(膨満感)
体重減少(※)
※人によって異なりますが、6か月で5%以上を病的な体重減少とすることが多いです。
膵炎の原因
膵炎の原因には、「お酒の飲み過ぎ」「胆石が胆管で詰まる」などが挙げられます。
ただし、はっきりと原因が分からないケースもあります。
膵炎になりやすい人
お酒をよく飲む
タバコを吸う
暴飲暴食している
脂肪分を多く含む食品のとり過ぎ
就寝直前に食事をとることが多い
刺激が強い飲食物を好む
急性膵炎を疑う場合はすぐ病院へ
膵炎が疑われる場合は、「内科」で受診することをおすすめします。
急性膵炎を発症すると、命に関わるケースもあります。
特に毎日飲酒している方は、腰・背中あたり痛みを感じたら早めに受診しましょう。
内科を探す
慢性膵炎も放置はNG
慢性膵炎は症状が進行すると、インスリンの分泌量が低下し、糖尿病を発症する恐れがあります。
また、症状が悪化すると、膵臓ガンを発症する恐れもあるため、早めに受診してください。
膵炎の検査・治療法
医療機関では、必要に応じて血液検査、内視鏡、エコーなどを行います。
そこまで痛い検査はありません。
膵炎の治療は、
鎮痛剤の投与
輸血
絶食
などをおこなって症状の改善を図ります。
安定するまで集中治療の管理が行われるため、入院が必要になるケースが多いです。
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肋骨を押すと痛いのはなぜ…?
どのような原因が考えられるのか、お医者さんに聞きました。
対処法や病院に行く目安も解説します。
原因不明の肋骨の痛みは、重い病気の可能性もあるので、不安な方はぜひ参考にしてください。
大丈夫?すぐ病院行くべき?
自分の症状がどちらにあたるのか、確かめておきましょう。
いったん様子を見てもいい症状
一時的な軽い痛み
徐々に痛みが生じてきた
「ここが痛い」と痛みのある範囲を示せる
体を動かすと痛みがでる(下を向いたときや体を捻ったときなど)
早急に病院に行ったほうがいい症状
激しい痛みが続く(20分以上)
肋骨の広範囲で痛みを感じる
痛みがどんどんひどくなる
締め付けられるような痛み
冷や汗が出る
息苦しい
意識障害がある
この場合、心筋梗塞や気胸などの病気が、危険な状態になっている可能性があります。早急に病院を受診してください。
内科を探す
肋骨を押すと痛い理由
主な原因としては
①肋間神経痛
②肋軟骨炎
③肋骨骨折・ヒビ
が考えられます。
それぞれの症状について解説します。
原因① 肋間神経痛
肋骨に沿うように走っている肋間神経が、何らかの影響を受けたために突然痛みが起こることをいいます。
肋間神経痛は、女性に多く見られる病気で、中年以上(40代~50代)に多く見られます。特に、骨粗しょう症などで、骨が弱っていると発症しやすいです。
思い当たる?肋間神経痛の発症原因
激しいせきが長期間続いた
脊髄神経が圧迫された(骨折・打撲・腫瘍・椎間板ヘルニア等)
肋骨神経が圧迫された(背骨が曲がる等)
帯状疱疹ウイルス感染の後遺症
内臓の病気
痛みの特徴
押すと痛みが悪化する
強い痛み(激痛)
せき、くしゃみ、深呼吸、少しの体勢変化などで痛みが悪化する
片側のみに痛むことが多い
肋骨に沿うように痛む
自分でできる対処法
体を横にすることで痛みを緩和できることがあります。
痛みが続き、根本的に治したい場合は病院を受診しましょう。
病院に行くべき?
・激しい痛み
・締め付けられるような痛み
・息苦しい
・発熱がある
という場合は病院を受診してください。
病院では、胸部レントゲン検査、心電図、CT検査、MRI検査など画像診断や血液検査で体の状態を確認します。痛み止め(消炎鎮痛薬、湿布など)を用いた治療が行われることが多いです。
病院は何科?
内科・整形外科の受診をおすすめします。
内科を探す
※症状の状態や、病院の設備によって、適切な医療機関を紹介されることがあります。
原因② 肋軟骨炎
肋軟骨(肋骨と胸骨の間にある軟骨)が慢性的に炎症を起こしている状態です。
成人(特に40歳以上)に多くみられ、比較的女性に多い傾向があります。
風邪などのウイルス感染や、打撲などの外傷によって起こると考えられていますが、原因がはっきりとしないことが多いです。
肋骨の痛みの特徴
圧迫すると痛い
鋭い痛み
くしゃみやせきで痛みが増す
片側だけに痛みが起こりやすい
第2肋骨から第5肋骨が痛みやすい
自分でできる対処法
体を動かさずに安静にしていると、痛みがやわらぎます。
病院に行くべき?
激しい痛みで日常生活に支障が出ている場合や、発熱がある場合は病院に行きましょう。
病院の治療では、超音波検査、胸部レントゲン検査、血液検査を行い、内科的な病気でないかを確認します。その後、痛み止めの薬(非ステロイド系抗炎症薬等)を処方することが多いです。
病院は何科?
病院を受診するときは、内科か整形外科をおすすめします。
内科を探す
※症状の状態や、病院の設備によって、適切な医療機関を紹介されることがあります。
原因③ 肋骨骨折、ヒビ
転倒して胸部をぶつけた
ゴルフで体を捻った
激しい咳やくしゃみが続いている
といったときに起こります。
肋骨の痛み以外にも、皮下出血・腫れといった症状があります。また、痛みのある部分を圧迫すると、骨がきしむような音がします。
肋骨の痛みの特徴
くしゃみ、せき、深呼吸により痛みが増す
体を反らす、肩を動かすなどの動作で痛みが増す
自分でできる対処法
呼吸だけでも痛むような場合、応急処置として、患部に厚めのタオルを当てて上から軽く圧迫すると痛みが緩和することがあります。
病院に行くべき?
痛みが強くて日常生活に支障が出る場合は、病院を受診してください。
病院では、胸部触診、胸部レントゲン検査などを行います。体の状態が確認できたら、痛み止め(消炎鎮痛剤、湿布など)を処方して様子を見ます。
また、大きな力が加わったことで肋骨骨折やヒビが発生した場合、複数の肋骨が折れていることがあります。そういった場合、折れた骨によって、心臓、肺、血管などが損傷している可能性があるため、早急に病院を受診してください。
病院は何科?
整形外科の受診をおすすめします。
整形外科を探す
痛みに加えて「しこり」も…もしやガン?
肋骨あたりにしこりがある場合、ガンと断言はできませんが、その可能性はあると考えられます。
肋骨あたりにしこりがあるガンには、胆のうガン・胆道ガン、成人原発性肝ガンが考えられます。
ガンの主な症状
<胆のうガン・胆道ガン>
上腹部の痛み(鈍痛)
右肋骨下周辺の痛み(鈍痛)
背中まで拡がる痛み
黄疸
食欲低下
体重減少
白っぽい便が出る
<成人原発性肝ガン>
腹部腫脹
右上腹部の不快感
右側の背中や肩甲骨周辺の痛み
黄疸
尿の色が濃くなる
発熱
筋力低下
倦怠感、疲労感
吐き気、嘔吐
体重減少
ガンの場合の対処
ガンが疑われる場合は、内科・消化器内科・消化器外科の受診をおすすめします。
内科を探す
原因がわからなくて、何科に行くか迷う
肋骨に痛みがあり、原因がよくわからないときは、内科を受診して相談することをおすすめします。
内科を探す
心配な痛みは早めに受診を
早く病院を受診することで、肋骨の痛みの原因が判明し、症状に合った治療が受けられます。そのため、早い症状の改善が期待できます。
また、深刻な病気の見逃しを防ぐこともできます。
肋骨の痛みの原因が、深刻な病気だった場合、放置によって症状の悪化、症状改善の遅れ、命に関わる状態に陥るなどの恐れがあります。
これまで解説した以外にも、次のような病気の可能性があります。
虚血性心疾患:極端に痛みが強い、発汗、左腕の痛み、吐き気を伴う
化膿性疾患(肺炎、気胸):発熱(高熱)、腫れ、赤くなる、息苦しさを伴う
胆石症:お腹の右上部に激痛が起こる
急性膵炎:みぞおちから肋骨下部周辺に持続して激痛が起こる
急性胆のう炎:右側のみぞおち、右上部肋骨あたりに痛みが起こる(主に食後)
▼参考
公益社団法人 臨床心臓病学教育研究会 胸部の症状
https://www.jeccs.org/general/symptom/chest/
東京内科医会 急に胸が痛くなったら
http://www.topa.jp/tokyo/2007-4.html
一般社団法人 日本骨折治療学会 肋骨骨折
https://www.jsfr.jp/ippan/condition/ip09.html
日本医師会 医療と健康 すい炎
https://www.med.or.jp/chishiki/suien/003.html
癌治療情報センター 胆のうがん・胆道がん特有の症状
http://cancerjp.com/archives/278
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。